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濡れた子馬のたてがみ。

私が幼かった時は、田舎に行けば、牛や馬は簡単に見かける事ができたが、 今は農業のやり方もすっかり、変わって、大きな家畜類は、全くみかけられない。ここ、南イタリアでも同じ事、道を 走っているのは車でありモターバイクだし、畑で仕事をしているのは、モーター着きの耕耘機だ。  しかし、何時だったか、珍しい、光景に出会った。それは、我が家の オリーヴ林の向こうかすかに広がる、野原に、わずかに動いている大きな動物の姿を見た。 なんだ?あれは、、、?  ああ〜,何と馬ではではないか!   こんな所で、今時!珍しい!!  走って出かけて行って看たかったのだけど、遠い過ぎてそれは辞めた。私は 農家に育ったため、家畜類とは馴染みだ。 特に、馬とは、私たち姉妹はみんな,特別な 愛着を 感じていて、馬につながる いろいろな共通する想い出がある。先日、76歳になるすぐ上の姉と国際電話で話した時、”今、あの、<馬>の 歌を,録音したから、聴いとるんで。それでも、もう、歌詞が変えしもうてあって、面白う無いけど、それでも昔の事を想いだして、涙がでてきた。” と  話した。  其の<馬>と いう歌の レコードが家にあったし、馬は常に我らの側にいたから、 私たち姉妹は、  “濡れた子馬のたてがみを,なぜりゃ 両手に朝のツユ〜〜〜〜〜〜。藁のうえから育ててよ〜.今じあ,毛並みも光ってる.軍馬にな〜〜〜〜っていくんだよ。〜〜 ホラあ〜〜〜〜駈け〜〜〜て〜〜、行こうかッよう〜〜丘の道〜〜〜”   と 言った調子で,実際に、藁の上から育てて、濡れたたてがみをなぜてやって、丘の道を ハイドウ、ハイドウと駈けて行ったのも、我が家の馬であったのだ。何頭か産まれた子馬の中で、中では本当に 軍馬になって逝った馬があるかもしれない。 そう言えば、この夏の始め、米国からの帰りの飛行機の中で,”軍馬” と 言うようなタイトルの西洋映画をみたが、つまらなかった。日本の軍歌の中で歌われている 馬達の方に、”とった たずなに血も通うし、” 迫力もある。子供のための歌だからと言って、そんなふうに、歌詞を 変える,ニッホンは、ちょっと、どうか している。
by otrantohiroko | 2012-11-28 14:08
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